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あじさい寺あかり館オープン

あじさい寺あかり館オープン

あじさい寺として知られる伊那市西春近の深妙寺に珍しい行燈や、ランプなど灯り器具を展示する、あじさい寺あかり館が25日、オープンしました。
あかり館には、江戸時代の物を中心に油を使って火を灯す灯り器具が並べられています。
あじさい寺あかり館は、伊那市西春近の深妙寺駐車場の北側に建てられています。
オープンの25日は、主婦らが訪れ重盛快典住職から灯り器具の説明を受けていました。
重盛住職は釈迦の教えで、心のこもった行いを意味する、「貧者の一燈」という言葉を大切にしていることから、灯り器具に興味を持つようになり、30年ほどかけておよそ1500点を集めました。
あかり館にはそのうちおよそ300点が展示されていて随時入れ替えていくということです。
雁足短檠は、江戸時代のお茶会などでよく使われたという油を使って火をつけるもので雁の足の形をしていることから、こう呼ばれるようになりました。
150年ほど前の外国製のピアノにはロウソク立てがついていて作曲家でピアニストのショパンもこの型のものを愛用していたといわれています。
その他、館内には灯り器具が描かれた浮世絵の掛け軸なども展示されています。
あじさい寺あかり館は、7月20日まで毎日開館していてそれ以降は予約制となります。
入館料は「備えられた賽銭箱に気持ちだけいれてもらいたい」と話しています。

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