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石室宿泊は今年で最後 西駒山荘ヘリで荷揚げ

例年より宿泊客増見込む

石室宿泊は今年で最後 西駒山荘ヘリで荷揚げ

 7月14日からの営業にあわせて、28日、中央アルプスの西駒山荘にヘリコプターによる荷揚げが行われました。
 28日は、伊那市横山の鳩吹公園から、標高2685メートルにある、西駒山荘にヘリによる荷揚げが行われました。
 伊那市から山荘の経営を委託されている伊那市観光(株)の職員が作業にあたりました。
 ヘリは、食料品や燃料など、2.5トンの荷物を5往復して山荘まで運びました。
 西駒山荘は、1913年の中箕輪尋常高等小学校の集団登山の遭難を契機に、1915年に建設されたのが前身です。
 来年は、遭難から100年、小屋は建設されてから98年を迎えます。
 小屋の老朽化などにより、伊那市では来年度、建て替えを予定しています。
 そのため、歴史的な価値の高い石室に宿泊できるのは今年が最後となります。 
 ここ数年の山荘の宿泊客は、平成20年が382人、21年が446人、平成22年は562人、平成23年が528人と増加傾向にあります。
 伊那市観光では、石室に宿泊できる最後の年となることから、更に宿泊客が増え、例年より100人ほど多い、600人ほどの宿泊客を見込んでいます。
 また、建替えに合わせて、西駒山荘管理人の宮下拓也さんが、桂小場の登山道入り口から山荘までを案内する企画も計画しています。
 西駒山荘の営業は、7月14日から10月8日までを予定しています。

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