ニホンジカ生息調査 中央アルプスにセンサーカメラ設置
南信森林管理署などが設置へ
伊那市山寺の南信森林管理署は、中央アルプス高山帯でのニホンジカ生息調査として、センサーカメラを設置していくとの考えを28日示しました。
28日は、高山植物等保護対策協議会南信地区協議会総会が開かれ、去年から協議会で調査しているニホンジカなどの目撃情報が示されました。
中央アルプスでは、去年5月に飯田市の松川ダム上流域、標高1,000メートル付近の陣ヶ沢国有林で、メスのニホンジカ3頭が目撃されました。
協議会の調査の他にも、低地でのニホンジカの目撃情報が増えていることから、南信森林管理署ではニホンジカが高山帯まで生息しているかを調査するため、センサーカメラを設置するとしています。
設置場所は、宮田村の黒川林道沿い標高1,600メートルから1,900メートルの地点と、将棊頭山近くの登山道沿いで標高2,700メートルほどの地点だということです。
協議会ではほかに、昨年度の高山植物の保護取締状況が報告され、中央アルプスでは110件151人、南アルプスでは24件、43人となっています。