天竜川の夏の風物詩「アユ釣り」解禁
今シーズンは釣果に期待
天竜川の夏の風物詩「アユ釣り」が6月30日の午前6時に解禁となりました。
今年は、ここ数年で条件も良く、釣果への期待が高まっています。
辰野町から松川町までの天竜川水系のアユ釣りが解禁となった30日、この日を待ちわびていた釣り客が、朝から竿を垂らしていました。
ここ数年、河川の改修工事や台風による大水などの影響で釣果はいまひとつでしたが、今年は改修工事が終了したことや、雪解け水の流入が少なく水温が高いことなどから、餌になる藻の状態が良く、アユも育っているということです。
天竜川漁業協同組合の上條純敬組合長は「ここ数年では最高の状態で解禁を迎えることができた。この状態が続けば、今年の釣果は期待できそう」と話していました。
訪れた釣り客は、アユの縄張り争いの習性を利用して、おとりアユを使った友釣りを楽しんでいました。
解禁日のこの日、多い人は90匹以上釣り上げたということです。
南箕輪村地籍で釣りをしていた男性は「去年の解禁日には全然釣れなかったが、今年は餌の状態も良い。良い解禁日になった」と話していました。
天竜川漁業協同組合では「台風の影響で藻が流れた場所もある。2、3日好天が続けば状態も安定してくるので、今シーズンは期待できそう」と話していました。