長野県 大規模災害に備え消防訓練
長野県は、大規模災害に備え防災意識の向上を図ろうと消防訓練を6日、伊那市の伊那合同庁舎で開きました。
訓練は、静岡県の駿河湾沖を震源に、伊那市で震度6弱の揺れを観測し、地下の食堂から出火したとの想定で行われました。
訓練には、職員や来庁者およそ230人が参加しました。
職員でつくる伊那合同庁舎自衛消防団49人が、5つの班に分かれ避難指示や消火活動を行いました。
庁舎内では発煙筒がたかれ、参加者はハンカチで口を押さえながら速やかに避難していました。
消火訓練では、伊那消防署の署員から「屋外で消火器を使う時は風上から行うように」などのアドバイスがありました。
自衛消防団団長で上伊那地方事務所の青木一男所長は「災害時には不特定多数の来庁者がいることが予想される。どのような行動をとればいいかを、日頃から考えて欲しい」と話していました。