人・農地プラン策定へ向け研修会
箕輪町の今後の農業を考える「人・農地プラン」検討委員会の研修会が9日、地域交流センターで開かれました。
研修会には、委員の他、農業に携わる人などおよそ60人が参加しました。
人・農地プランは、農業の担い手不足や耕作放棄地の増加など、地域の農業が抱える問題の解決にむけ、今後の展開を描こうというものです。
農林水産省の呼びかけに応じた市町村が作成するもので、町は、今年3月に検討委員会を発足させました。
9日は、信州大学農学部食料生産科学科の加藤光一教授が講師を務めました。
加藤さんは「農地を広げたい人、辞めたい人などと、地域の中で徹底した話し合いを行い、プランを組み立てていく必要がある」と話しました。
町では、農地所有者や耕作している4,700世帯を対象に、農業に関する意向調査を今年3月から行いました。
現在集計中ということですが、回答のあった4割のうち、半数が5年ないし10年以内に農業を辞める、または縮小することを考えていることがわかりました。
今後は、町内各地区からあげられたプランの原案を検討委員会で図り、来年3月を目処にプランを策定する考えです。