池坊550年祭特別講座
歴史にちなんだ作品などを実演
華道の家元、池坊(いけのぼう)による550年祭特別講座が8日伊那市のいなっせで開かれました。
今年は池坊が歴史上の資料に記されて550年になります。
講座には、生け花を学ぶ人など320人ほどが訪れました。
講座では、京都にある池坊の研修学校の講師古川幸司さんが、11作品を実演しました。
その中の一つ、生花正風体とは、明治時代のはじめから伝わる庶民向けの伝統的な手法です。
古川さんは、「池坊の始まりは仏前に供える花だったが、時代と共に変化して生活に溶け込んでいった」と話していました。
池坊伊那支部では、「生け花は敷居が高いと思われがちたが、若い人に興味をもってもらえたら」と話していました。