三洋グラビア 高校生のアイディアを包装フィルムに
チョコっとりんごクッキー 文化祭でお披露目
辰野高校商業科とビスケットなどを製造している米玉堂食品は、信州産米粉にりんごを練りこんだクッキーを共同開発しました。
パッケージは、伊那市の三洋グラビアが担当し、生徒たちのアイディアを包装フィルムとして実現させました。
商品名は、チョコっとりんごクッキーで、高校生が特にこだわったりんごの妖精「あぽちゃん」が目を引きます。
クッキーは、4月に完成し、デザインは、5月にアイディアがまとまりました。
米玉堂と取り引きがある三洋グラビアに包装用パッケージ製作の依頼があり、13日最終的に色を確認するためのサンプルが完成しました。
辰野高校商業科では、マーケティングや商品開発について学んでいます。
この日は、そのうち5人が三洋グラビアを訪れ、サンプルの仕上がりを確認しました。
1度目のサンプルで、りんごの色をもう少し明るくしてほしいと注文。
2度目の刷り上りを確認し納得です。
米玉堂食品の担当者も仕上がりに満足の様子でした。
こうした印刷は、微妙な色の表現が求められます。
生徒たちに、包装フィルムについて説明するカラーコーディネーターの縄さんも納得の仕上がりです。
工場では、早速印刷が始まり、生徒たちは、その様子を見学しました。
案内したのは、辰野高校商業科卒業後に三洋グラビアに入社した藤田さんです。
この日印刷されたフィルムは、19日に米玉堂に出荷され、21日の文化祭で販売されます。
三洋グラビアでは、「責任を持って、納品させてもらいます」と話していました。
辰野高校と米玉堂が共同開発し、パッケージを三洋グラビアが手がけたチョコッとりんごクッキーは、21日土曜日の午前10時から辰野高校で販売されます。
価格は、1袋67グラムで200円(税抜)となっています。