伊那電鉄1号車を作ろう!
当時の車両を再現
伊那に電気と電車が来てから100年の節目に合わせて、100年前に走っていた伊那電鉄1号車を再現しようというイベントが14日から伊那図書館でスタートしました。
この日は、伊那市内の大工が土台となる木枠を作る作業を行いました。
イベントは、伊那市の暮らし100年地域活性化委員会や伊那図書館などが、当時の暮らしを感じてもらおうと企画したものです。
伊那電鉄1号車は、100年前に伊那電気鉄道・現在の飯田線を走っていた旅客車両で、およそ40人が乗車することができたということです。
今回作る車両は、当時走っていた車両の3分の2のサイズで、長さ2.5メートル、幅1.2メートル、高さ2メートルの木枠に、ダンボールなどを貼り付けて製作します。
完成した伊那電鉄1号車は、来月4日に行われる伊那まつり市民踊りのオープニングパレードで商店街を練り歩くことになっています。
伊那図書館の平賀研也館長は「これまでに伊那町はいろんな変化をしてきた。どんな変化をしてきたのか、当時電車はどんな素材で作られていたのか、想像してもらえたらうれしい」と話していました。
製作作業は誰でも参加することができ、土日・祝日を中心に29日日曜日まで作業を行う予定で、伊那図書館では大勢の参加を呼びかけています。