西駒山荘建替え 荷上げ一般の協力求める
白鳥伊那市長が考え示す
伊那市の白鳥孝市長は、来年度予定されている、中央アルプスの西駒山荘建替えにあたり、資材の運搬など建設への協力を広く一般に呼び掛けていきたい考えを示しました。
25日は、伊那市役所で定例記者会見が開かれました。
会見の中で白鳥市長は、建設費の中でもヘリコプターによる資材輸送費が大きな割合を占めることから、「人力で荷揚げする事で輸送費を少しでも抑え、その分でもいい小屋を作りたい。また、建設にかかわることで中央アルプスや西駒山荘に対する思いを持ってもらえれば」と話していました。
西駒山荘は、中央アルプスの将棋頭山の山頂直下にあり、大正2年、1913年の中箕輪尋常高等小学校の集団登山の遭難を契機に、大正4年1915年に、避難小屋として建設されました。
市では、先月からは、西駒山荘建替えにあたり、寄付金の募集を行っていて、25日現在、およそ140万円が集まっているという事です。