高齢者買い物支援 移動販売試行
伊那市の中心市街地の商店主らでつくる「伊那まちの再生やるじゃん会」は、25日、高齢者の買い物支援サービスとして、ワゴン車による移動販売を試験的に行いました。
25日の朝9時、中心市街地のタウンステーション伊那まちの前には、商品を詰め込んだ車が並んでいました。
今回、移動販売には、伊那市の山寺、坂下、荒井、西町の17店舗が参加しました。
商店主らは、荷物の確認を済ますと、気合の掛け声と共に、最初の販売所である、西町公民館へと出発しました。
ワゴン車による移動販売は、近年増加してきた、買い物弱者問題解決に向け、商店街として対応していこうと行なわれたものです。
会場に到着すると、食料品や、花、衣料品に、金物など様々な商品が並べられ、お年寄りらは、商品を手に品定めしたり、店の人と会話をするなど、買い物を楽しんでいました。
会では、去年の12月に、山寺、坂下、荒井、西町で区長を通しアンケートを実施しました。
回答があったうち、およそ3割が買い物に不便を感じていると答えました。
高齢者の買い物支援としては、カタログによる販売や、商店への移送サービスなどが、県内の他地域でお紺われているという事です。
会では、商店と地域の人たちの繋がりが持てる事や、継続した支援を行える事から、移動販売の実施を決めたという事です。
伊那まちの再生やるじゃん会では、移動販売する時間や曜日、品ぞろえなど、課題はあるが、秋ごろには定期的に行えるよう準備を進めていきたいと話していました。