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長野県の遺跡発掘2012

箕輪町から出土の有孔鍔付土器も展示

長野県の遺跡発掘2012

県内の大規模開発に伴う調査をしている長野県埋蔵文化財センターの昨年度の成果を発表する長野県の遺跡発掘2012が28日から伊那文化会館で始まります。
一般公開にさきがけて27日は報道機関にその内容が公開されました。
3万年前の旧石器時代から800年前の鎌倉時代の22の遺跡440点です。
飯田市上久方の三遠南信自動車道の建設工事に伴う調査では、6世紀の古墳「鬼釜古墳」が見つかりそこから出土した馬具や刀類、宝飾品などが展示されています。
このほか、全国的にも珍しいすずりや箕輪町の上の林遺跡から出土した有孔鍔付土器なども展示されています。
この有孔鍔付土器は、動物が両手両足を広げたような文様や上げ底で筒状に形づくられている点など、国内でもほとんど例がない貴重なものとされています。
長野県の遺跡発掘2012は、8月19日までで、28日は、土器の文様を和紙に写し持ち帰ることができる土器の拓本体験も予定されています。
このほか会場には、発掘調査を再現したコーナーや土器の整理復元作業を紹介するコーナーもあり、埋蔵文化財センターでは、「県内の遺跡を知ることができる良い機会」として期間中の来場を呼び掛けています。

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