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西天竜発電所 運転継続を要望

「自然エネルギーの普及拡大の視点からも」

西天竜発電所 運転継続を要望

伊那市の白鳥孝市長や南箕輪村の唐木一直村長らは、3日県庁を訪れ、廃止が決定している西天竜発電所の運転の継続を県企業局に要望しました。
白鳥市長らは、山本浩司企業局長に「県の重要施策のひとつである自然エネルギーの普及拡大の視点からも西天竜発電所を廃止せず継続してほしい」と要望しました。
昭和36年から運転している伊那市小沢の西天竜発電所は、秋から春にかけてのみの運転で、採算性が悪く経営的に苦しいとして平成21年度に廃止することが決まっています。
県は、田中知事時代に電気事業の民営化を決定し、中部電力への譲渡交渉を開始していましたが、去年の東日本大震災を受け、阿部知事は、今年6月の県議会で民営化計画を白紙撤回する意向を示しています。
ただ、西天竜発電所は、維持コストも高く中部電力も譲渡を見合わせていて、企業局は、廃止の判断をしています。
運転継続の要望に対し山本局長は、「現時点においては、廃止が決定しているが、今後課題解決に向けて、お互いに研究する場を設けていきたい」とこたえたということです。

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