東西春近の財産区議員らが貝付沢での取り組みを視察
保育ブロック工法などを見学
伊那市の東春近と西春近の財産区議員らが平成18年豪雨で土砂災害にあった伊那市西春近諏訪形の貝付沢での地域住民の活動を7月27日視察しました。
27日は東西春近の財産区議員など20人ほどが地域住民らで作る諏訪形地区を災害から守る委員会の活動を視察しました。
委員会が取り組んでいる保育ブロック工法は、根が地中深く伸びるようにする工法で、深く張った根が土砂災害を防ぎます。
根が深く張ることで、植物が抜けにくくなり野生鳥獣対策にも有効と期待しています。
貝付沢は平成18年豪雨で氾濫し、広域農道に大量の土砂が堆積するなど大きな被害がありました。
5月に植えた160株の苗は秋頃に災害のあった斜面に植える予定だということです。
参加者は、「植えたあとの育ちは良いのか」「東春近の山も貝付沢と同じやわらかい土なので、取り組みを参考にしたい」などと話していました。
諏訪形区を災害から守る委員会副委員長の酒井卓実さんは、「長い時間がかかることだが、委員会や住民も協力してくれているのでコツコツとりくんで災害のない強い里山にできれば」と話していました。