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2311/(土)

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点字で災害支え合いマップ

伊那市社協で初めて作成

点字で災害支え合いマップ

 伊那市社会福祉協議会と、点訳に取り組むボランティアサークルは、視覚障害者の災害時支えあいマップの作成に今回初めて取り組みます。
 9日は、伊那市福祉町づくりセンターで災害マップ作成の1回目の会合が開かれました。
会合に参加したのは、伊那市山寺八幡町に住む視覚障害者の萩原 俊さん、佳代子さん夫妻、点訳ボランティアグループの六星会のメンバー、地元八幡町の関係者、市社協の職員です。
 六星会が、視覚障害者に対しアンケートを行なったところ、防災マップの点訳版を作って欲しいとの声があがったことから、今回、市社協と点字防災マップの作成に乗り出しました。
 9日は、地域で氾濫しやすい川や、どこに避難するのがよいのかなどを話し合いました。
 話しあいの中で、大雨にしても地震にしても、状況が分からず外に出るのは危険だとして、隣組が声をかけるまで自宅で待機してもらうこと、自宅にいるかそれとも避難したかがわかるように、災害時には玄関に札を下げることなどが確認されていました。
 9日話し合われた意見を参考に、六星会がマップの作成を始めます。
 現在は、絵などを点字にする新たな技術が開発されていて、それを応用してマップを作ります。
 萩原さんのほかに、点字の防災マップの作成を希望している視覚障害者は、現在市内に5世帯あるということで、六星会のメンバーや地元と協力しながら、それぞれにマップの作成を行います。
 伊那市社会福祉協議会では、12月末までに6世帯それぞれの点字災害マップを完成させたいとしています。

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