楽しんで健康医療を考える
伊那中央病院祭
伊那市の伊那中央病院の病院祭が29日、同病院正面玄関ホールなどであった。わたあめ、風船、ヨーヨー釣りなどを無料で振る舞ったり、救急車や院内の所属ごとの勤務実態を紹介する展示など多彩な催しを繰り広げ、大勢の地域住民でにぎわった。
03年4月の開院以来、看護師が中心となり5月の「看護の日」に合わせて関連行事を一般公開することはあったが、病院全体のイベント開催は初めての試み。「地域住民とともに考える健康、そして医療」をテーマに、地域全体が楽しめる祭りを目指した。
院内レストランの前では、伊那市と交流のある南大東島の青パパイヤを販売。農薬を使わず島の自然環境で育った健康食品のパパイヤは、加熱によるビタミンCの崩壊がなく、栄養をそのまま接種できるという。レストランではパパイヤカレーも特別に販売した。
そのほか、血圧、骨密度測定などの自己健康管理の意識を高めるコーナー=写真=や、バザー、上伊那農業高校生が育てたシクラメン、ガーベラなどの花も売られていた。