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夏山シーズンピーク 伊那市長谷で救助訓練

夏山シーズンピーク 伊那市長谷で救助訓練

 夏山シーズンがピークを迎えています。
 そんな中、南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会救助隊は、万が一に備え伊那市長谷黒河内の岩場で救助訓練を10日、行いました。
 救助訓練には、隊員およそ20人が参加しました。
 救助隊では、年に4回訓練を行っていて、今回は、岩場の多い鋸岳を想定した救助訓練を行いました。
 隊員らは、ザイルの扱い方や命綱の結び方を確認し、高さおよそ20メートルの岩場を登っていました。
 今年入隊した伊那警察署の署員2人も、先輩隊員から基礎を教わっていました。
 救助隊の西村和美隊長は「マナーを守らない登山者が増えていて、事故に繋がる恐れがある」と話します。
 救助隊は、民間や行政などおよそ80人で構成されています。
 管轄するエリアでは昨年度、死亡事故は起きていませんが、遭難や滑落などが5件発生しています。
 救助隊では「緊急時に備えいつでも出動できる態勢をとっていく」としています。

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