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2611/(火)

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大芝高原の始祖の孫が南箕輪村を来訪

福澤幸雄さん来訪

大芝高原の始祖の孫が南箕輪村を来訪

 明治時代に南箕輪村の大芝高原への植樹を提唱推進し、今の姿の基礎を築いた福澤桃十さんの孫にあたる福澤幸雄さんが13日に大芝高原を訪れました。
 千葉県習志野市に住む福澤幸雄さんととし子さん夫妻が13日に大芝高原を訪れ、みんなの森が整備され、セラピーロードとして活用されている現在の姿を見ました。
 大芝高原に植樹の必要性を訴え進めたのは、伊那市山寺出身で南箕輪尋常小学校の初代校長だった福澤桃十さんです。
 福澤さんは、明治23年に赴任。
当時、大芝の広大な土地は、牛や馬のえさとしての草を採る場所としてわずかに利用されていただけだったということです。
 福澤さんは、子どもたちに木を育てる喜びと必要性を伝えようと一部から猛反対を受けながらも少しずつ植樹をはじめ、明治28年、約10ヘクタールの学校林が認められ、現在の大芝高原の基礎となったのです。
 南箕輪村の唐木一直村長は、その桃十さんに孫がいることを知り感謝の気持ちを伝えたいと、盆にあわせてこうした機会を作りました。
 唐木村長は、「村のシンボルとなっている大芝高原があるのも桃十先生のおかげ。村の宝の基礎を築いていただいた」と感謝の気持ちを伝えていました。
 福澤桃十さんは、幕末の1862年文久2年に生まれ、1927年昭和2年に亡くなっています。

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