高校演劇部員がプロの舞台技術学ぶ
県伊那文化会館が恒例の舞台技術セミナー
伊那市の伊那文化会館は、演劇舞台技術セミナーを17日に開きました。
上伊那地方の高校演劇部員を中心に50人が参加し、舞台のプロから照明や音響技術を学びました。
伊那文化会館では、地域の演劇文化の振興を図ろうと毎年このセミナーを開いています。
9月23日に上伊那地区の高校合同演劇発表会が計画されていることから、各高校の演劇部員らが参加し、実技を交えた講義を受けました。
照明は、文化会館舞台課の岡田稔さんから指導を受けました。
岡田さんは、「照明とは、空間の空気を表現すること」と説明し、参加者たちがライトを浴びながら身を持って光の当て方を体感しました。
岡田さんは、「照明のセクションは、部活動で訓練しずらい部分。少しでも役に立てれば」と話していました。
部員26人でセミナーに臨んだ伊那西高校演劇部の前沢温部長は、「知っているつもりだったことも改めて学び勉強になった。9月の発表会では、役者1人1人の演技が光るようなスポットを当てたい」と意気込んでいました。