上伊那観光連盟 新体制へ
上伊那観光連盟は、上伊那地域の観光産業の総合的な発展を目的に規約を改正し、新たにJA上伊那が会員に加わりました。
22日は、伊那市のいなっせで規約の改正に伴う初めての総会が開かれ、上伊那の8市町村や地方事務所の職員などおよそ20人が出席しました。
県の調べによりますと、平成23年の上伊那地域の観光消費額は、およそ105億円でした。
これは、県内10地域の中で、木曽、下伊那に続き、下から3番目となっていて、最も多かった長野地域の5分の1程度となっています。
上伊那地域の観光における課題解決や、広域観光を推進するため、上伊那観光連盟では、時代にそぐわない点がある事から昭和32年の設立当時に作られた規約を7月に改正し、今回、初めての総会を開きました。
規約の主な改正点は「連盟の意思決定の場は、市町村長でつくる理事会から、会員全てが出席できる総会となり」、「会員は、観光産業発展に必要な上伊那の法人や団体等も加われる」ようになりました。
今回、管内で広く農業体験などを行っているJA上伊那が観光連盟の会員となりました。
総会の中で御子柴茂樹組合長は「農産物を中心にあらゆる局面で観光に寄与できれば」と話していました。
この他に、今日の総会では、JR飯田線によるイベント列車ツアーの開催や、誘客宣伝事業として、イメージ戦略やオフシーズン対策を検討する等の事業計画案が承認されました。