安全・効率的な間伐作業実施へ指導者養成
伊那市フォレスタークラブ
伊那市内で森林整備を行っている「伊那市フォレスタークラブ」は、26日、小沢の平地林で指導者講習会を開きました。
「伊那市フォレスタークラブ」は、薪ストーブ利用者が森林整備に参加し、そこで出た間伐材を薪として使うことで循環型社会を構築していこうと、2009年に発足しました。
発足当初の会員数は、25人でしが、年々増加し、現在は65人となっています。
講習会は、会員の増加に伴い懸念される、作業の安全性や効率性を高めていこうと指導的立場のインストラクターを育てようと開かれました。
この日は、会員の中から、経験者を中心に5人が参加しました。
講師は、伊那市振興公社の桜守でクラブの指導者でもある、稲邊謙次郎さんが務めました。
稲邊さんは「複数の場所で一斉に作業が行われる場合、安全を確認する事が大切。
現場で作業を指導する場合、木を倒す技術を伝える事より、作業全体をコントロールする事を心がけてほしい」とアドバイスしていました。
森川裕司会長は、「複数の班に分かれ、広い範囲で作業が行えるよう指導者を育て、森林整備の核となるような体制を築いていきたい」と話していました。
クラブでは、今年度民有林を中心に、間伐作業をしていくとしています。