オペラ春香を振り返る
舞台再演へ意欲
今年6月に伊那市で初めて開催された市民オペラ「春香」を振り返る催しが26日、伊那市のいなっせで開かれました。
この催しは、およそ130人の市民が参加した公演を振り返りその想いを語ろうと開かれたものです。
26日は、伊那の公演で衣装を貸し出した、文化事業団の事務局長、平野由江さん、平成14年のオペラ春香横浜公演発案者の千葉恭さん、実行委員会事務局の北沢理光さんの3人が意見を交わしました。
オペラ春香は韓国南原を舞台にした悲恋の物語で伊那市の名誉市民、・ス木東六さんが疎開していた伊那市で作曲したものです。
市民が参加して行われた6月の公演には、およそ1400人が鑑賞に訪れました。
伊那でのオペラ春香を見た平野さんは「東六さんが目指したオペラが演じられていた」
また千葉さんは「一生懸命やろうという、ひたむきさが伝わった」と話しました。
他にオペラ春香再演の声が上がっていることについて北沢さんは「出演者がはつらつと舞台に立っていた。この人たちががんばればなんとかなる。」話し再演に意欲をみせました。
実行委員会では、公演の時の写真や衣装などを展示する、オペラ春香回顧展を9月10日から伊那市のいなっせで開くことにしています。