伊那市総合防災訓練 一般市民が避難生活体験
美篶小学校に一泊
伊那市は、大地震の発生を想定して、実際に一般市民が避難所に一泊する訓練を、1日夜、美篶小学校体育館で行いました。
1日夜、地震が発生したとの想定で、美篶小学校に避難所が開設され、避難生活を体験する宿泊訓練に一般市民15人が参加しました。
伊那市では、東日本大震災を受け、去年初めて、市民が避難所に泊まる訓練を実施し、今年で2回目です。
この日の夜、避難所で就寝中に余震が発生したとの想定で訓練が行われました。
緊急地震速報が流れると、職員は市民を壁際に誘導しました。
揺れがおさまると、建物内は危険と判断され、体育館の外へ避難します。
避難が完了すると、人員確認が行われました。
避難所では、停電と断水を想定し投光器が設置されたほか、凝固剤の入った袋を使う簡易トイレが用意され、参加者が実際に体験していました。
伊那市では、去年の宿泊訓練の反省点を活かし、今回は、受付や物資の運搬などを市民と一緒に行うようにしたということです。
そして2日朝7時15分、東海地震が発生したとの想定で、美篶地区全域で訓練が行われました。
近くの公民館などに避難した住民らは、人が埋まっていると想定し、自分たちで用意した資機材を使って救出する訓練を行い、災害時の対応を確認していました。