切り絵工房 常設展示場オープン

脊椎損傷の障害を乗り越え切り絵の作品を手掛けている伊那市高遠町の中村満宏さんの常設展示場のオープニングセレモニーが4日、伊那市高遠町で行われました。
常設展示場は、伊那市高遠町の飲食店楽座にオープンしました。
切り絵の作品を手掛けているのは中村満宏さん71歳です。
中村さんは、高校の教員を務めていた51歳のとき脊髄を損傷し下半身が動かなくなり車いす生活となりました。
その時県のリハビリセンターで切り絵と出会いそれ以来作品を制作しています。
今回常設展をはじめるきっかけとなったのは旧河南村の小中学校時代の同級生たちです。
4日は、多くの同級生たちが訪れ会場に飾られた中村さんの作品に見入っていました。
作品は、季節の草花や漂泊の俳人井上井月の句に、それをイメージした絵が切り取られています。
原画を書いたのは、同級生でもあり俳画塾を高遠町で開いている鈴木岬さんです
中村さんは、仲間たちの協力があって常設展ができたことを喜んでいます。
展示されている作品は、年内いっぱい飾られ来年から季節に合わせた作品を展示するということです。