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瑞宝小綬章(教育功労)千田 俊明さん(70)

瑞宝小綬章(教育功労)千田 俊明さん(70)

 教育って“教えて育てる”って書くけど“共に育てる”だと思うんです窶煤B
 1957年、阿智高校に赴任。以降、県内8校で、社会科などの教べんをとる。
 心がけたのは「発表授業」。一方的に教えるのでなく、生徒自らが調査・発表する授業は苦労が大きい分、成功した時の感動が生徒の目を輝かせた。それは何より、自分にとっても喜びだった。
 「文化祭などで生徒と一緒に活動するのが楽しかったから、教頭なる時は、寂しさもありました」
 90年、県教育委員会学習指導課高校教育指導係長に就任。このころ長野県は、現役高校生の大学進学率低下。実態調査から状況把握に努め、小学生から高校生までの「学力向上のための実践方針」を作成。推進校の指定や理数科の設置など「特色ある高校づくり」の基礎となる取り組みを進めた結果、大学進学率は徐々に回復。昨年は全国で28番となった。
 県教育センター所長を務め95年に退職。
 教育の中心は生徒。生徒にとって何が大切かを基本に考え、教師はそれをフォローしていく窶狽サんな思いで勤め上げた38年間だった。
 伊那市西春近。妻と2人暮し。

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