オリンパス油流出事故 「玄米に油含まれず」
宮下建設が調査結果公表
伊那市西町のオリンパス伊那事業場の解体工事を請け負う宮下建設は、油の流出事故により西春近の水田から基準値を上回る油が検出された問題について、6か所で玄米を調査したところ、いずれも、鉱物油は含まれていなかったと発表しました。
宮下建設は、油の流出事故により調査した西春近の水田139か所のうち、小出島から沢渡地区の26か所で、油の含有量が基準値を上回った事を受けて玄米の調査を行いました。
今月3日に、小出島・沢渡・表木・下牧の対象地域・6箇所で稲の坪刈りを行い、日本食品センターに分析を依頼、12日、全ての結果が届きました。
それによると、6箇所全ての検体から、鉱物油は検出されなかったということです。
宮下建設では、「玄米に被害はなく安全が確認できた」としています。
なお、宮下建設では、稲を刈り取ったあとも、該当する田んぼに油が含まれていないか調査するとしています。