進徳館かやぶき屋根 燻蒸作業
国の文化財に指定されている、伊那市高遠町の進徳館で12日、かやぶき屋根を煙で燻して、虫がつかないようする作業が行われました
作業を行ったのは、栃木県にあるかやぶき屋根のメンテナンスを行う専門業者です。
この業者では伊那市の依頼を受け、年に3回、進徳館の燻蒸作業を行っていて、トラックに乗せた窯から、ダクトを使い、煙を進徳館の屋根へと送っていました。
かやぶき屋根は、煙で燻すことで、虫よけや、殺菌作用があり、萱が長持ちするという事です。
文化財に指定されている多くの建物では、防火の観点から、建物内で火を使う事が禁止されているため、このような方法で燻蒸を行います。
今日は、薪およそ24キロを使い、5時間程燻して作業が終了したという事です。