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町立辰野病院竣工式

10月1日から診療開始

町立辰野病院竣工式

 移転新築された辰野町の町立辰野病院が完成し、15日、竣工式が行われました。
 この日は関係者など130人が参列し、テープカットなどで完成を祝いました。
 町立辰野病院は、現在の辰野総合病院の老朽化などに伴い建設が進められてきました。
 新しい病院は、延べ床面積およそ1万平方メートルの鉄筋コンクリート3階建てです。
 病床数は、稼働効率を考えて、これまでの120床より20床少ない100床ですが、病室ごとにトイレが設置されています。
 またラウンジや喫茶室、リハビリ用の庭園が設置されました。
 事業費はおよそ32億円で、そのうち6億円は上伊那地域医療再生事業補助金が充てられています。
 矢ヶ崎克彦町長は「上伊那公立3病院が連携して運営していく中で、回復期医療の重責を担う病院。より高い医療技術で利用者に愛されるサービスを提供していきたい」と話していました。
 上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長は「上伊那の地域医療を病院完結型から地域完結型へ進めるために待望の病院が完成した。地域で連携した病院運営を進めていきたい」と話していました。
 上伊那地域医療再生計画では、公立3病院が安定的に地域医療を担い続けていくために、機能分担と連携により上伊那医療圏の再生を目指しています。
 伊那中央病院が高度救急医療、昭和伊南病院が急性期から回復期、辰野病院は回復期を担うことになっていて、病院内には回復期の機能も備えた30床の病床が設置されています。
 辰野病院は10月1日から診療を開始する予定です。

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