縄文人の春夏秋冬
伊那市創造館で来年1月まで
伊那市創造館の第8回企画展「縄文人の春夏秋冬」が21日から始まりました。
4,500年から5,500年前の縄文時代中期の土器を中心に石器なども含め、100点以上が並びます。
カエルを表現したとされる紋様がついた土器を春、収穫のために使ったとされる石器を秋と位置づけるなど、縄文人の暮らしにあわせ展示しました。
伊那谷から出土した土器の特徴はからくさ模様だとされていて、見所の一つです。
また、地域によって微妙な違いも確かめることができます。
南にいくほど丸みを帯び、土器に描かれている線も北は直線、南は曲線が多いということです。
学芸員の濱慎一さんは、「南にいくほど人が丸くなると言われるが、性格の違いも楽しむことができる」と話しています。
期間は、来年1月7日までで、火おこしや縄文料理づくりの体験など関連したイベントも計画されています。
創造館では、「限られた資源の中で自然と共存し、知恵と工夫を働かせ生きていた縄文時代に思いをはせてもらいたい」と来場を呼び掛けています。
観覧料は、高校生以上が200円、小・中学生は100円となっています。