オリンパス敷地内から有害物質を確認
旧伊那事業場
伊那市西町のオリンパス旧伊那事業場跡地から基準値を超える有害物質が確認されたことが解りました。
24日は、解体が進められているオリンパス旧伊那事業場で記者会見が開かれました。
オリンパス側の説明によると、今年の3月13日から7月24日まで法律に基づいて土壌と地下水の調査を実施しました。
5月17日に地表の一部から基準値を超えるトリクロロエチレンや鉛などの有害物質が確認され、7月24日に県に報告したということです。
改修中の建物部分を除く2万4000平方メートルの敷地内170か所で調べ、44か所で基準値を超えていたことが解りました。
一方地下水は、44か所の調査の結果、問題はなかったということです。
24日は記者会見を前に地元住民を対象に住民説明会が非公開で開かれ、対象となる100世帯から17人が参加したということです。
住民からは、「雨水でながれてこないか心配」「調査はどこの深さまで行ったのか」などの質問や意見が出たということです。
オリンパスでは、敷地内から有害物質が流れ出ることはなく、体への影響も心配ないとしています。
汚染土壌の除去作業は11月から来年5月まで行う計画です。