酒井一さん木製の歌碑 富県小学校に寄贈
糸鋸で削った185文字並ぶ
伊那市西春近の大工、酒井一さんは、校歌を一文字ずつ糸鋸で刻んだ木製の歌碑を、26日、富県小学校に寄贈しました。
この日は、全校生徒が体育館に集まり贈呈式が行われました。
歌碑は、縦90センチ、横180センチで、富県小学校の校歌が一文字ずつ刻まれています。
糸鋸で一文字ずつ削り、校歌の4番まで185文字が並んでいます。
材料には、酒井さんの地元、諏訪形にある諏訪神社の御神木や、桑、栗、かえでなどの木が使用されています。
酒井さんは、木の温もりを子供たちに知ってもらいたいと木製の歌碑を制作し、これまで、春富中学校や駒ヶ根工業高校などにも寄贈してきました。
児童会長の増澤知也くんは、「校歌は大切な歌。これを見ながらみんなで歌っていきたい」と感謝していました。
酒井さんは、来月、東春近小学校にも歌碑を贈るということです。