東部中 被災地中学校と桜で絆深める
仙台市の高砂中学校と
伊那市の東部中学校は、東日本大震災で被災した宮城県仙台市の高砂中学校に桜の苗木を贈ることを決めました。
東部中では、費用の捻出方法や桜の種類について話し合い、11月中の実現を目指します。
28日は、臨時生徒集会が開かれ、意見交換が行われました。
東部中は、昨年度義援金を高砂中学校に送ったことが縁で交流を続けています。
震災で高砂中学校は、校舎が1メートルほど海水に浸かる被害を受けました。
校門には、学校のシンボルとなる2本の桜がありましたが、このうちの1本が海水の影響で枯れてしまいました。
これを聞いた東部中の生徒らは、今年4月に「桜プロジェクト」を立ち上げ、この件について話し合ってきました。
意見交換では、「何年かけても成功させたい」「一部の人ではなく全校をあげて交流したい」などの意見の他、「桜が枯れてしまった時のことも考えておく必要がある」など、意見がだされました。
集会では、桜を贈るかどうかについて多数決をとりました。
多数決の結果、贈ることに決まりました。
生徒らが現地に行って植樹した場合の費用は20万円ほどということで、今後は費用の捻出方法や桜の種類について話し合います。
東部中生徒会では、全校生徒の意見を聞きながら、11月中の実現に向け取り組むということです。