「きのこ中毒防止展」 毒きのこに注意
毒きのこによる食中毒を防ごうと、伊那保健福祉事務所などによる「きのこ中毒防止展」が、伊那市狐島のAコープ伊那店で開かれています。
これは、きのこ狩りのシーズンに合わせ、毒きのこによる食中毒を防ごうと、伊那保健福祉事務所と伊那食品衛生協会が毎年開いているものです。
80種類のきのこが並べられ、毒きのこはピンク、食用に適さないものは黄色、食用は白に色分けされています。
会場を訪れた人たちは、専門の指導員から毒きのこの特徴などを聞いていました。
今年はとくに、食用のウラベニホテイシメジによく似た「クサウラベニタケ」が多く発生し、鑑別の依頼も多数あるということです。
クサウラベニタケは、誤って食べると激しい嘔吐や下痢を起こす毒きのこで、傘の裏が白からピンク色に変化し、柄がもろいのが特徴だということです。
伊那保健福祉事務所によりますと、管内では、ここ10年以上、毒きのこによる食中毒は発生していませんが、県内では、平成22年に5件発生しているということです。
きのこ中毒防止展は、明日まで、伊那市狐島のAコープ伊那中央店で開かれていて、専門の指導員による鑑別も受け付けています。