木曽馬とお別れの会
3頭が佐久へ
今年度末、廃止の方向で検討が進められている伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームにある木曽馬牧場の木曽馬3頭が、佐久市の牧場へ譲渡されることになり、10日にお別れ会が開かれました。
お別れ会には伊那市やみはらしファームの関係者、西箕輪保育園の園児などが参加し、馬たちに別れのニンジンが贈呈されました。
今回譲渡されるのは、木曽馬のメイ、ヤマト、コリュウの3頭です。
木曽馬牧場は、平成22年に乗馬体験者が落馬する事故があり、現在休止状態となっています。
伊那市が木曽馬牧場を廃止する方向で進めていることや、馬の年齢も高くなってきたことから、余生をゆっくり過ごしてもらおうと、佐久市のスエトシ牧場に譲渡することとなりました。
伊那市によりますと、来年3月までは、引き続き伊那乗馬クラブに木曽馬牧場の維持管理を委託するということです。
それ以降の跡地利用については、JA上伊那や西箕輪の農業振興センターなどと検討していきたいとしています。