ゲルト・クナッパー陶芸展
信州高遠美術館開館20周年記念
伊那市高遠町の信州高遠美術館の開館20周年記念として、ドイツ人・ゲルト・クナッパーさんの陶芸展が開かれています。
展示されているゲルト・クナッパーさんの作品は、高遠美術館所蔵の原田コレクション30点と、個人所有10点のあわせて40点です。
原田コレクションは、高遠美術館建設のきっかけとなったもので、ゲルト・クナッパーさんの作品は、原田コレクションの陶芸の中でも中核となります。
ゲルト・クナッパーさんは、1943年生まれのドイツ人で、現在も活躍しています。
1971年に、東京で開かれた日本陶芸展の伝統的な陶器部門で、文部大臣賞を受賞しました。
作者名が隠された状態で審査が行われ、大臣賞の受賞者がドイツ人の青年だと分かったときにはどよめきがおきたといいます。
渦や波などの文様が入っていることや伝統的な日本の技術とヨーロッパの感性が融合していることなどが、作品の特徴だということです。
高遠美術館でゲルト・クナッパーさんの作品展が開かれるのは、今回が初めてです。
このゲルト・クナッパー陶芸展は、11月25日まで、入場料は、一般500円、小中学生150円となっています。