地蜂の巣コンテスト 愛好家が苦戦
地蜂の巣の重さを競うコンテストが、21日、伊那市で開かれました。今年は天候の影響でエサが不足し巣も例年の半分程度の重さということで、地蜂愛好家にとって苦戦の年になったようです。
午前8時半、会場のみはらしファームには、次々と巣が持ち込まれ、煙幕を使って気絶させた蜂を取り除く作業が行われていまいた。
コンテストは、伊那市地蜂愛好会が毎年開いているもので、今年で15回目になります。
愛好家らは、今年の6月末に山で蜂追いをして巣を採取し、地蜂に砂糖水やレバーなどを与えて育ててきました。
しかし、夏の間の猛暑や雨が少なかった影響で自然界のエサが不足し巣のできが悪く、例年の半分程度の重さだということです。
出品した愛好家も、今年は苦戦の年だったと話します。
審査の結果、今年初めて出品した伊那市富県の栗林秀吉さんが、3.5キロで優勝しました。
例年の優勝は4キロから5キロ台ですが、3キロ台
での優勝は、15年のコンテストの歴史の中で初めてだということです。
伊那市地蜂愛好会の小木曽大吉会長は「来年に期待したい」と話していました。