井上井月を偲ぶ句会が六道の堤で吟行
何処やらに寉の声聞く霞かな
伊那市手良の井上井月を偲ぶ句会による吟行が28日六道の堤で行われました。
吟行には井上井月を偲ぶ句会のメンバー8人のほか、井上井月顕彰会顧問で俳人の春日愚良子さんが参加しました。
井上井月を偲ぶ句会は毎年吟行を行っていて、今年で11回目です。
六道の堤には井月の絶筆とされる、「何処やらに寉(たず)の声聞く霞かな」の句碑があります。
場所を移した郷の坪常会所では、「名も知らぬ花咲き見えしつつみかな」「小雨降り六道つつみ秋深し」などといった句が詠まれていました。
ある参加者は、「じっくりと周囲を見て回ると思いがけない花があったりして、アイデアが浮かんで楽しい」と話していました。