携帯感知システムで振り込め詐欺を防げ!
南箕輪村の民間企業が開発 伊那署などが訓練
手口を変えながら依然無くならない振り込め詐欺。
伊那警察署などは、ATM利用中の携帯電話の使用を感知するシステムを使った振り込め詐欺対策訓練を6日、南箕輪村のアルプス中央信用金庫信大前支店で行いました。
信大前支店に今年6月から試験設置されているこのシステム。
携帯電話を使用しながらATMに近づくと、光と音声で利用者に注意喚起を促します。
6日は、詐欺被害防止の「全国一斉声かけ訓練」に合わせ、感知システムを使った訓練が行われました。
20秒ほど携帯電話で通話していると警告音が鳴りだし、不審に思った職員が被害者役のお年寄りに近づき声をかけていました。
このシステムは、村内で防犯関連機器の製造を行っている株式会社アジャイルシステムが開発しました。
警告音が鳴ると窓口にいる職員にも分かるシステムになっています。
価格は、15万円から20万円ほどを予定しています。
伊那署管内では、去年は6件およそ450万円、今年は9月末までに1件およそ40万円の振り込め詐欺事件が発生しています。