旭日双光章受章 下島省吾さんの喜びの声
元伊那市議会議員
3日に発表された秋の叙勲。
受章者の喜びの声を、シリーズでお伝えしています。
6日は、旭日双光章を受章した元伊那市議会議員の下島省吾さんです。
伊那市議会議員として地方自治の発展に功績があったとして旭日双光章を受章した、伊那市富県南福地の下島省吾さんです。
1918年生まれの下島さんは、上伊那農業高校を卒業し市の職員となりました。
伊那中央病院の事務局としておよそ20年間務めた下島さんは「医療と福祉の充実」を公約に、1991年市議会議員に立候補、トップで初当選を果たします。
以来、5期、19年間市議会議員を務めました。
中でも、伊那中央病院の移転新築が印象に残っていると話します。
「(受章は)市民のみなさんのお陰で、市議会議員を5期19年間務められたことにつきる。これからの医療を考えると、病院を移転新築しなければという信念でやってきた。(中央病院が)伊那谷を背負う病院になったことがこのうえなくうれしい。医療に携わった経験がいかせることができよかった」
市町村合併後、新伊那市の初代議長を務めた下島さん。
旧高遠町と長谷村に何度も足を運び、地域の声と向き合いました。
「高遠や長谷の人の気持ちになって議会を運営していくことが、初代議長の務めだと思った。合併して6年たったがこれから合併してよかったと思う時代がくると思う。財政面や少子高齢化などを考えても小さな集まりよりも大きな自治体となってやっていった方がいい。いかに市民の声を吸い上げるかが議員の大きな仕事だと考えている」