南ア北部地区遭難対策協会 創立50周年
南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の創立50周年記念式典が23日、伊那市長谷の気の里ヘルスセンター栃の木で開かれました。
記念式典には南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会会長の白鳥孝伊那市長をはじめ歴代の隊長など80人が出席しました。
南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会は昭和37年12月15日に隊員17人で発足しました。
現在は民間や行政など82人で活動しています。
発足当時からの遭難事故の出動件数は128件で救助者等は168人となっています。
式典では、半世紀を振り返る記念誌とDVDが披露されました。
「岳」の作者 石塚真一さん講演
また23日は、救助隊の活動を題材とした漫画「岳」の作者・石塚真一さんによる記念講演も行われました。
作品は2003年から今年6月まで月2回発行の雑誌に連載されました。
石塚さんは、「みんなの山」をテーマに漫画にまつわるエピソードなどを話しました。
会場からは、主人公の三歩の名前の由来や、岳の続編は出るのかなど数多くの質問が出されていました。
石塚さんは「主人公の三歩の名前由来は、自分の好きな散歩からきている」などと話し、会場を沸かせていました。
この日はおよそ200人が訪れ石塚さんの山に対する思いなどに聞き入っていました。