おもちゃ遊びをリハビリに 玩具療法
古畑愛さんが福祉施設で実践
おもちゃ遊びをリハビリに役立てる玩具療法。
伊那市の玩具療法士古畑愛さんが10日、東春近の生協ケアセンター春近なないろの家を訪れ、玩具療法を行いました。
古畑さんは、今年10月に玩具福祉学会から玩具療法士に認定されました。
玩具療法は、障害者や高齢者がおもちゃで遊び、楽しみながらリハビリに役立てる方法です。
玩具福祉学会によりますと、玩具療法士の資格を持つ人は現在全国に30人ほどで、長野県内では古畑さんだけだということです。
玩具療法では簡単な動作で繰り返し遊べるおもちゃを使います。
おもちゃをつかんだり、手を伸ばす動作を繰り返すことがリハビリになるということです。
この日遊んだ棒を倒さずに引き抜いていくゲームでは、バランス感覚が養われるということです。
古畑さんは、おもちゃを使った療法の講座も開いていて、人材育成に力を入れていきたいとしています。