仙丈ヶ岳で遭難していた静岡県の兄弟ともに死亡
南アルプスの仙丈ヶ岳で遭難していた静岡県の兄弟が2人ともなくなっていたことが12日、分かりました。
伊那警察署の発表によりますと、遭難したのは静岡県浜松市の兄弟、井上務さん53歳と井上和弘さん47歳です。
行方不明のままだった和弘さんが12日新たに発見されました。
2人の母親の届け出を受け10日から警察などが捜索にあたったところ、昨日午後0時半ころ兄の務さんが六合目付近で、心肺停止状態で見つかりました。
死因は低体温症でした。
弟の和弘さんが見つかったのは、12日午前9時半ころで、兄の務さんの発見現場から北沢峠方面へ約100メートル下った地点です。
長野県側に滑落し、心肺停止状態で発見されたもので、死因は多発外傷だということです。