2012重大ニュース(2) JR東海飯田線9駅無人化の方針示す
JR東海は、来年4月から飯田線の伊那北駅や、伊那松島駅など、県内9つの駅について無人化する方針を示しました。
11月、JR東海は、伊那市や箕輪町など、関係する自治体を訪れ、乗者数の減少などを理由に、無人化の方針を伝えました。
これに対し、上下伊那の沿線自治体でつくるJR飯田線利用促進連絡協議会は、JRに、協議の場を設けるよう要望書しました。
しかし、JR東海は、協議の場への参加について否定的な考えを示していました。
その後、両者の間で調整が行われ、来年1月21日に意見交換が行われる事になっています。
2012重大ニュース オペラ春香 64年ぶり上演
伊那市の名誉市民、故高木東六さんが作曲したオペラ春香が64年ぶりに、伊那文化会館で上演されました。
オペラ春香は、「韓国版、ロミオとジュリエット」ともいわれる純愛物語で、韓国の古典文学「春香伝」をもとに、高木さんが昭和22年、1947年に疎開していた伊那で作曲した作品です。
舞台では、上伊那を中心とした音楽愛好家、およそ200人が出演し演奏や歌声を披露していました。
高木東六さんの長女の高木緑さんは「春香が生まれた伊那市で、伊那の人たちにより、再び演じられることに大きな意味がある。」と話していました。
2012重大ニュース JR東海飯田線9駅無人化の方針示す
伊那市の白鳥孝市長は、市議会6月定例会で「高遠藩藩主だった保科正之がそば職人を山形・会津に連れて行き、そば切りを伝えている。信州そば発祥の地は、諸説あるが、伊那も、発祥の地として名乗りを上げていいのではないか」と話し、高遠そばのブランド化を目指したい考えを示しました。
10月には、「信州そば発祥の地」として伊那市をPRしようと、西箕輪の農業公園みはらしファームで、新そば祭りが開かれました。
会場では、味噌ベースのツユに辛味大根と焼き味噌をのせた高遠そばや、松茸をのせた物など、全て地元産の農産物を使ったそばがふるまわれました。
訪れた人達は、信州そば発祥の地伊那で、そばの食べ比べをし、新そばの味と香りを楽しんでいました。