アスベストは不検出
伊那市の13公共施設
伊那市は4日、記者会見で、石綿(アスベスト)含有分析結果を報告した。アスベストが含まれている恐れのある13公共施設について、国の労働安全法の含有率1%以下を下回り「不検出」とした。
危険性はないものの、安全対策として、小学校や特別養護老人ホームのボイラー室など人の出入りがあるような施設から順次、除去、または固化していく。12月の補正予算で対応する。
市は7月中旬から、各部署で97年3月31日以前に建築した市有建築物241を対象に、露出吹き付け材を調査。その中でアスベスト使用の恐れのある13施設の分析検査を県労働基準協会連合会諏訪測定所に委託していた。
市役所(TEL78・4111)は、石綿に関する相談窓口を開設。健康は健康推進課、建材は建設課、アスベスト検査は生活環境課で、平日午前8時半から午後5時15分まで受け付けている。