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本郷地区で石造物めぐり

文化財に理解深めて

本郷地区で石造物めぐり

 飯島町教育委員会は3日、小学生から高齢者まで約30人が参加し、町郷土研究会(桃沢匡行会長)会員を講師に、本郷地区で石造物めぐりをした。
 文化館に集合し、マイクロバスで本郷地区の入口に。本郷街道の面影を今に残す辻に、弘法大師像が祭られたほこらを見学。桃沢会長は大師像の前に置かれた直径50センチほどの平らの石を指して「かんかん石と呼ばれ、子どものころ、学校の行き帰りにたたいた。余りたたくと雨が降るといわれた」と説明。子どもたちが石でたたくと、キンキンと不思議な音がした。
 杉木立の道をゆっくりと進み、牛馬の爪きり場を見たり、「大悲庚申」と刻まれた元禄9年(1696年)に建立された町内では2番目に古い庚申搭を見ながら、庚申搭の由来や庚申の夜の過ごし方の話に耳を傾けた。
 このほか、本郷神社の大黒天、養山の供養搭、寺坂の六地蔵など10カ所を見て回り、町の文化財に理解を深めた。

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