400年の伝統 羽広の獅子舞
雄獅子と雌獅子の舞い合わせ
今年400周年となる羽広の獅子舞が13日伊那市西箕輪羽広の仲仙寺に奉納されました。
午前7時、仲仙寺客殿で、阿吽の舞と呼ばれる雄雌2頭の舞い合わせが行われました。
口を閉じている雄獅子と口を開けている雌獅子が一緒に舞い合わせる獅子舞は全国的にも珍しく伊那市無形民俗文化財に指定されています。
1613年、慶長18年に仲仙寺再興を祝って舞われたのが始まりとされていて今年400年の節目を迎えました。
例年仲仙寺での奉納が終わると、雄獅子、雌獅子が別れて地区内の家ごとで舞いを披露しますが、今年は400年を記念して各組の公共施設などで舞い合わせを披露しました。
組ごとの舞いには近くの住民が集まり、普段は仲仙寺でしか見ることのできない雄獅子と雌獅子の舞い合わせを楽しんでいました。
地域の伝統を継承する羽広獅子舞保存会は区民全員が会員で昭和46年1971年に設立されました。
保存会では400年周年記念行事を4月に計画していて、長きに渡り守り伝えられてきた伝統文化の節目を祝うということです。