西駒山荘 基本設計示す
伊那市は、16日、6月から10月にかけ建替えを計画している、西駒山荘の基本設計の内容を明らかにしました。
中央アルプスの西駒山荘の改築の基本設計については、信州大学が一度行いましたが、白紙に戻し、地元住民や山岳関係者でつくる検討員会を去年の11月に設置し、見直しを行ってきました。
市は検討委員会で了承を得た、基本設計を16日、市役所で開かれた、伊那市議会経済建設委員会協議会の中で示しました。
市の説明によりますと、石室部分は保存を行い、増築部分のみ改築を行う計画です。
今回、改築する部分の延床面積は109平方メートルで、1階には食堂や厨房の他、女性登山者の要望を受け、これまで屋外にあったトイレを屋内に設置する事にしています。
2階の客室は中央に通路を作り、グループ毎分かれて宿泊できるよう、3つの部屋に仕切られています。
宿泊人数は、通常時は18人で、1階の食堂などを利用すると、最大40人が利用できるという事です。
市では、今年度中に実施設計を行い、6月から工事を始める計画です。