リニア駅設置受け広域道路網計画策定へ
計画検討する委員会 飯田市で初会合
リニア中央新幹線の中間駅が、飯田市座光寺周辺に設置されることを受けて、長野県は、新たに上伊那、飯伊地域の広域的な道路ネットワーク計画を策定します。
17日は、計画を検討する南信地域広域道路ネットワーク計画検討委員会の初会合が飯田市で開かれ、上伊那と飯伊の経済団体や、運輸関係者など委員20人ほどが参加しました。
県は、広域的な交通ネットワーク整備を計画的に進めるため、平成5年に県全域の道路網マスタープランを策定しています。
そのうち上伊那・飯伊地域の道路網計画について、リニア中央新幹線の中間駅の場所が決定した事を受けて、新たに策定しようというものです。
17日は、南信の道路網の現状や課題、今後のスケジュールが示されたほか、関係する市町村に聞き取り調査を行うとともに、住民アンケートを行う考えが示されました。
委員からは、「観光客など外部の声を聞いて欲しい」「非常時にはどのネットワークが活用できるかといった観点が必要」といった意見が出されていました。
長野県は、3月下旬頃までに市町村ヒアリング、住民アンケートをまとめ、次回の 検討の参考にする予定です。
また地域の実情を踏まえた道路網計画を策定するため、上伊那・飯伊それぞれでのワークショップも予定しています。
この南信地域広域道路ネットワーク計画は、8月まで委員会で計画案の検討が行われ、結果を受けて県が策定することになっています。