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2511/(月)

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駅無人化「受け入れざるを得ない」

JR飯田線利用促進連絡協議会とJR東海が意見交換

駅無人化「受け入れざるを得ない」

JR飯田線利用促進連絡協議会の牧野光朗会長と白鳥孝副会長は、JR東海が今年4月から県内の飯田線9駅を無人化するとの方針について「受け入れざるを得ない」との考えを示しました。
21日は名古屋市でJR飯田線利用促進連絡協議会とJR東海による意見交換会が開かれました。
会は冒頭のみ公開され協議会からは会長の牧野飯田市長や副会長の白鳥伊那市長など8人、JRからは安斎俊宏運輸営業部営業担当部長など5人が出席しました。
意見交換では駅の無人化や飯田線の利便性向上についての課題また利用促進などについて話し合われました。
意見交換終了後の取材で牧野会長らは4月からの駅無人化について受け入れざるを得ないとの考えを示しました。
牧野飯田市長は「4月からの駅無配置化は経営判断。この方針に変わりはないという説明だった。私どもとしましてはそれを受けてどうするかということを考えていかざるを得ない。」
白鳥伊那市長は「出席された首長の中にも何とかならないのかという発言もあったんですが、JRの方針として私たちとしては受け入れざるを得ない。」と述べました。
一方JR東海運輸営業部の安斎俊宏営業担当部長は「飯田線9駅の無配置化について自治体代表者に理解いただいたと理解している。」と述べました。
また今後の課題については次のように述べました。
牧野飯田市長は「通学定期については出張販売という形で各高校をまわるという話も出た。地域によっては中学生も通学定期の必要なところもある。具体的には自治体別の話になっていく。」
白鳥市長は「課題となっている踏切の拡幅の問題など一つ一つ出来るところから話し合いの場の中で検討が始まる。無人化だけでなく飯田線全体を包括した取り組みが始まる。」
安斎部長は「簡易委託を結ぶのか結ばないのか、駅舎をどう活用するのか。そんな実務的な話が自治体別に進んでいくと思っている。」とそれぞれ話しました。
協議会では今後もJRとの話し合いの場を設け駅無人化にともなう課題などについて協議を継続させたいとしています。
白鳥市長は、この後伊那市で開かれた上伊那広域連合の正副連合長会で会議の様子を報告しました。
白鳥市長は、「4月からの駅無人化に対し、さらに一考をというような話をするのは難しい状況だった。今日の会議をもって具体的に個々の取り組みが始まる。駅の利活用や無人化への対応策などそれぞれの自治体の中でお考えいただくことになると思う」と話しました。

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