中条村ものがたり第2話を全戸配布へ
地域の生活、食べ物、遊びなどまとめる
伊那市西箕輪の中条公民館は「中条村ものがたり 第2話」を発刊した。200部作り、全戸(82戸)へ配布する。
第2話=A5判、38ページ=は「自然の中での労働・学校生活」をテーマに「山は『宝の山』だ」「お蚕さまは天の虫」「青年時代」など5章で構成。炭焼き、蚕が繭になるまでの作業、わらじづくり、くぎうちなどの遊びなどイラスト入りで紹介している。地元で使われる方言も載る。
「厳しい労働の合間の家族や仲間との温かい結びつきなど現代の私たちが見失いがちな大切なものに気づかされることが多い」と記される。
6日、中条公民館で開く敬老会で配布する。
ものがたりの作成は、公民館活動の一つ。区誌編さん委員会を中心に、地域のお年寄りから生活、食べ物、遊びなどを聞き取り、記録としてまとめた。第3話まで発行する予定。